

2011年3月11日。
我々日本人の人生観や価値観を大きく変えた未曾有の震災に対し、国は、政治は、どんな決断を下し、何を行なったのか。
真なる復興へと進むとき、まずはそれを知る必要があるんじゃないだろうか。
(大下英治・作家)


各省の要であり、大臣の下に実際、省庁を牽引する副大臣、大臣政務官を対象としてインタビューを行なった。
忙しいところ、国民の皆さんに伝わるなら、と時間を割いていただいた。
原稿のチェックを手伝ってくれた友人は、「政治家は口先だけかと思っていたが、頭と体をこんなに使い、活動しているのか」と驚いていた。
それだけ国民は、政治家が何を考え、どう行動しているのか知り得ていない。
限られた情報と印象で判断し、政治を語る。
そうした状況が変わってほしいと思っている。
第一部の各省インタビューの後に、政府の被災者支援制度をいくつか掲載した。
過去の災害の経験を踏まえ、内容が徐々に拡充され、東日本大震災では条件が緩和されるなど、利用しやすくなっている。
被災者の方々へ政府も広報を行い、支援策の浸透と利用をはかっている。
広く国民が支援制度を知ることは、自身の危機管理としても必要であろう。
本書は日本人が心をひとつにし、大震災を乗り切っていけることを願って執筆した。
政権が次へと移っても、震災の初動で政治家がどう行動したかを知ることは価値があり、かつそれらはみな、今につながることだと考える。
本書の試みにより、被災者の方々が、少しでも明日の生活に希望をもっていただければ
と心より祈ります。
(プロローグより)
2011年8月
岩渕美智子

![]() 内閣府
阿久津幸彦前内閣府大臣政務官 「いや、違う! そういう状態ではないんです!」
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![]() 総務省
鈴木克昌前総務副大臣 「目の前に広がる光景は本当に悲惨であり これから臨む仕事の重さを感じました」
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![]() 防衛省
小川勝也前防衛副大臣 「今回は、ある種の有事的事態です。 机上訓練、実動訓練でもなく本番でした」
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![]() 農林水産省
篠原孝前農林水産副大臣 「農林水産関係の被害額は甚大です。 新潟県中越地震の15倍、 阪神・淡路大震災の22倍に達します」
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![]() 厚生労働省
小宮山洋子前厚生労働副大臣 「厳しい環境にありますが、 子どもたちの笑顔に救われました」
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![]() 経済産業省
中山義活前経済産業大臣政務官 「事業を、仕事をつくる。 そうすれば日本経済全体がよくなります」
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![]() 環境省
近藤昭一前環境副大臣 「節電はガマンではなく、 新しいライフスタイルを生みだそう、ということ」
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![]() 国土交通省
池口修次前国土交通副大臣 「東北の復興は日本自体の復興とも言えます」
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![]() 法務省
小川敏夫前法務副大臣 「土地が流されたり、水没したりするなど、阪神・淡路大震災では 起こらなかったことが起きています」
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復興構想会議の提言
「~悲惨のなかの希望~」
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青山学院大学卒。
ジョージタウン大学国際関係学部修士課程修了。
ブルッキングス研究所客員研究員、東洋大学法学部専任講師・助教授。
浅野史郎知事(当時)の招きで宮城県環境生活部次長。東北福祉大学客員教授。現在、首都大学東京講師(OU)。
著書に『愛河妙美先生の公開講座・政治学の授業―マスコミが伝えない政権交代後の流れ』(弘周舎)、『ワシントンから日本への20の警告』(共同通信社)、『湾岸戦争は日本をどう変えるか』(西日本新聞社)など多数。